診療内容
一般婦人科
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- 生理のお悩み
- 生理痛がひどい、月経不順、生理前に起こる心やからだの不調(PMS)などの生理に関するお悩みをサポートします。かゆみや性感染症のご相談、おりものの悩み、不正出血など、いつもと違うと感じることや、気になることがあればお気軽にご相談ください。女性の産婦人科専門医があなたに寄り添い、治療やアドバイスを行っていきます。
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- ピル処方・月経移動
- 避妊、月経痛や月経不順の改善、子宮内膜症の予防・改善などに低用量ピル(OC)を使用します。避妊を目的としたお薬ですが、避妊以外にも多くの効果があることが徐々に知られるようになり、現在ではピル服用女性の約8割は生活の質(Quality of Life)を高めるお薬として、避妊以外を目的に内服しているとも言われています。診察にて月経困難症と診断された方には保険適応となります。
その他、モーニングアフターピル(緊急避妊ピル)や月経移動のためのピル処方も行っています。
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- 子宮頸がん検診
子宮頸がんワクチン - 20歳を過ぎ、1度でも性交渉の経験があれば、少なくとも2年に1度は子宮頸がん検診を受けましょう。子宮頸がん検診は子宮の入口をやわらかいヘラのようなものでこすって行うもので、強い痛みは通常ありません。
子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウィルス(HPV)と呼ばれるウィルスが関わっています。このウィルスは子宮頸がん患者の90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期に渡り持続感染することでがんになると考えられています。
小学6年生~高校1年生相当の女性、H9年4月2日~H19年4月1日生まれの女性は公費負担(自己負担なし)で子宮頸がんワクチンの接種が可能です。各自治体からクーポンを受取りましたらwebまたは電話にてご予約下さい。
- 子宮頸がん検診
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- 子宮卵巣の病気
- 重い生理痛、過多月経、不正出血、下腹部痛などの症状がある場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体癌、卵巣腫瘍などが原因の可能性があります。
超音波検査や細胞診検査で診断可能ですので、ご相談ください。
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- おりもの異常・外陰炎・性感染症
- おりもの、痒み、においが気になるなどいつもと違うと感じることがあればお気軽にご相談ください。またコンドームを使用しない性交渉では、誰もが性感染症(性病)にかかる可能性があります。話しにくい内容であるとは思いますが、話しやすい雰囲気作りを心がけております。
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- 更年期障害
尿漏れ - 女性は30代後半から女性ホルモン(エストロゲン)の量が徐々に減少していき、50歳前後になると多くの方が閉経を迎えます。この閉経前後の年代とされる45~55歳頃までの約10年間を一般に更年期と呼びます。
女性ホルモンの分泌量が急激に減少することで起きる様々な不調のうち、日常生活に支障を来すほどの症状が現れた場合に、更年期障害と診断されます。
主な症状としては、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)・異常発汗・頭痛・動悸・めまいなど自律神経が失調した症状、情緒不安定・イライラ・涙もろくなる・抑うつ気分・漠然とした不安感・意欲低下など心の症状、その他、腰痛・関節痛・食欲不振・皮膚乾燥感・性交障害・外陰部違和感・排尿障害などが挙げられます。
更年期障害の治療では、低下したホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)が中心になります。このほか、HRTと併用してプラセンタや漢方薬、向精神薬(抗うつ薬、抗不安薬)もよく用いられます。また、薬物を用いない治療法として、更年期障害を招いているとされる生活習慣を改善するアドバイスなども行います。
- 更年期障害
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- 尿失禁(尿漏れ)
- 尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことをいい、40歳以上の女性の4割以上が尿失禁(尿漏れ)を経験しています。女性に多い尿失禁には大きく2つあります。
咳やくしゃみをした時、階段を駆け降りた時など、尿意がないのにお腹に力を入れた時に起こる尿漏れを「腹圧性尿失禁」、尿意を感じて、急いでトイレに向かっても間に合わずに漏れてしまう「切迫性尿失禁」に分けられます。骨盤底筋体操や膣内リング、内服薬等いくつか治療法をご提案させていただきます。