タイミング法とは?超音波×排卵誘発で妊娠のチャンスを高める方法(治療について)
タイミング法とは?超音波×排卵誘発で妊娠のチャンスを高める方法
目次
はじめに
「排卵日を狙っているのに、なかなか妊娠しない」
「タイミングが合っているのか自信がない」
そんな方におすすめなのが、クリニックで行うタイミング法です。
当院では、超音波による卵胞チェックに加え、排卵誘発剤やブセレリン(点鼻薬)などによる排卵トリガーを使用し、より確実に排卵のタイミングを合わせていく方法を行っています。
タイミング法とは?
タイミング法とは、排卵の時期に合わせて性交のタイミングをとることで、自然な妊娠を目指す方法です。
ただし、排卵は毎周期一定ではなく、
自己流ではタイミングがずれてしまうことも少なくありません。
そこで医療機関では、排卵の時期を正確に把握し、必要に応じてコントロールしながら妊娠の可能性を高めていきます。
当院のタイミング法の特徴
① 超音波で卵胞の成長を確認
経腟超音波で卵巣の状態を観察し、卵胞(卵子が入っている袋)の大きさを測定します。
一般的に、卵胞は18〜22mm前後で排卵することが多いとされています。

② 排卵誘発剤で卵胞の発育をサポート
排卵が不安定な方や卵胞の成長がゆっくりな方には、内服薬などの排卵誘発剤を使用し、
卵胞の発育を整えることで、妊娠しやすい状態をつくります。
③ ブセレリンやオビドレルによる排卵トリガー
十分に卵胞が育ったタイミングで、ブセレリン(点鼻薬)やオビドレル(皮下注射)を使用して排卵を促します。


これにより、
- 排卵のタイミングをコントロールできる
- タイミングをとる日をより正確に指定できる
といったメリットがあり、「ズレ」を最小限に抑えることが可能になります。
妊娠しやすいタイミング
妊娠しやすいのは「排卵の1〜2日前〜当日」です。
ブセレリンやオビドレルを使用後は、一定時間後に排卵が起こることが予測できるため、
最も妊娠しやすいタイミングをピンポイントでご案内できます。

●:全体の妊娠率 ○:臨床的妊娠率 Wilcox AJ et al., Hum reprod 1998
自己流との違い
自己流の妊活では、
- 排卵検査薬 → 排卵直前のサイン
- 基礎体温 → 排卵後の変化
を頼りにするため、実際の排卵とのズレが起こることがあります。
一方、当院のタイミング法では、
- 超音波で卵胞を直接確認
- 必要に応じて排卵誘発剤を使用
- ブセレリンで排卵をコントロール
することで、より精度の高いタイミング指導が可能になります。
このような方におすすめ
- 自己流でタイミングをとっているが結果が出ない
- 排卵日が不規則・わかりにくい
- 妊活を効率よく進めたい
- できるだけ自然に近い方法で妊娠を目指したい
どのくらい続けるべき?
タイミング法は一般的に3〜4周期程度を目安に行います。
ただし、
- 35歳以上の方
- 妊活期間が長い方
では、早めに人工授精など次のステップを検討することも大切です。
当院でのサポート
当院では、タイミング指導に加えて、
- ホルモン検査(治療と並行して行います)
- AMH検査(不妊治療の方は保険でご案内可能です)
- 精液検査のご案内
などを行い、妊娠に向けた総合的なサポートを提供しています。
まとめ
当院のタイミング法は、
超音波による卵胞チェック+排卵誘発剤+排卵トリガーを組み合わせることで、
排卵のタイミングをより正確に捉え、妊娠の可能性を高める方法です。
「自己流でうまくいかない」
「より確実にタイミングを合わせたい」
そんな方は、一度ご相談ください。
お一人おひとりに合わせた方法で、無理なく妊娠をサポートいたします。
更新日:2026.05.02
監修医情報
院長 産婦人科専門医
干場 みなみ
日本赤十字社医療センター 勤務
国立国際医療研究センター 勤務
リプロダクションクリニック東京 勤務
まきレディースクリニック、biotopeクリニックを経て2023年12月開業に至る。
女性ヘルスケア学会
性感染症学会
日本生殖医学会